鼻先の軟骨移植とは?鼻中隔・耳・肋軟骨の使い分ける方法|鼻専門医が解説
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鼻先の軟骨移植とは?鼻中隔・耳・肋軟骨はどう使い分けますか?【院長コラム】
鼻先の軟骨移植で使う3つの軟骨(鼻中隔軟骨・耳介軟骨・肋軟骨)はどう使い分けるのか。
基本となる鼻中隔軟骨、足りないときに補う耳介軟骨・肋軟骨の考え方、KOWONの鼻柱支持法(ストラット法)まで、
鼻整形専門KOWON美容外科のキム・ヒョンテク院長が日本の患者様向けに解説します。
こんにちは。
ソウル・江南(新沙駅)の鼻整形専門クリニック、KOWON(コウォン)美容外科 代表院長のキム・ヒョンテクです。
「鼻先の手術で軟骨を移植すると聞きましたが、どこの軟骨を、何のために使うのですか?」 ——日本の患者様から、とてもよくいただくご質問です。
結論から申し上げると、鼻先の軟骨移植で使う軟骨は「鼻中隔軟骨」「耳介軟骨」「肋軟骨」の3つ。そして基本になるのは鼻中隔軟骨です。
鼻中隔軟骨だけで必要な支えと形が作れる方も多くいらっしゃいます。
耳介軟骨や肋軟骨は、鼻中隔軟骨だけでは量や強度が足りないときに補うものとお考えください。.
今日は、その使い分けをお話しします。
KOWONの考え方 — 鼻先は「支柱」で決まります
まず、私が鼻先の手術で最も大切にしている考え方をお伝えします。
鼻先の手術で結果を左右するのは、「形をどう整えたか」よりも「鼻先を支える構造をどう作ったか」です。
支える構造がないまま形だけを整えると、数ヶ月〜数年で元に戻ることがあります。
そこで私は、鼻柱(左右の鼻の穴の間の柱の部分)に自家軟骨で支柱を立て、その支柱に鼻先を固定する方法を基本としています。
日本の患者様には「ストラット法(鼻柱支持法)」と説明するとイメージしやすいと思います。
この支柱に使う軟骨として、鼻中隔軟骨を第一に、量や強度が足りない場合は耳介軟骨、さらに大きな支持が必要な場合は肋軟骨を用います。

3つの軟骨の役割と特徴
|
軟骨 |
主な役割 |
特徴 |
採取部位 |
|
鼻中隔軟骨 |
支柱(構造をつくる) |
まっすぐで丈夫 |
鼻柱(左右の鼻の穴の間) |
|
耳介軟骨 |
鼻中隔軟骨が足りないとき補う |
柔らかくカーブがあり、 鼻先の形として自然 |
耳の前面中央のくぼみ |
|
肋軟骨 |
強い支柱が必要なとき |
最も強く量も豊富 |
右胸の下、肋骨部を切開 |

この表で押さえていただきたいのは、鼻中隔軟骨が基本だという点です。
鼻中隔軟骨はまっすぐで丈夫なため、支柱としても、鼻先の形を整える材料としても使えます。
鼻中隔軟骨だけで手術が完結する方も少なくありません。
「日本でよく聞く鼻先の手術」との関係
日本の患者様から、こう聞かれることがあります。
「これは鼻中隔延長術のことですか?」
正直にお答えすると、似ていますが、同じではありません。
私が行うのは、鼻中隔・耳介軟骨(不足する場合は肋軟骨)を鼻先の支持体として移植し、鼻柱に支柱を立てる方法です。
日本でいう「ストラット法」に近い考え方とご理解ください。
大切なのは術式の名前ではなく、あなたの鼻先に「どれだけの支持が必要か」です。
名前で選ぶのではなく、必要な構造から逆算して設計します。
どの軟骨が必要になるかの目安
私が診察で判断している基準を、そのままお伝えします。
- 鼻先が低い・丸いが、位置は問題ない
→ まず鼻中隔軟骨で対応します。鼻中隔軟骨だけで完結することも多く、量が足りない場合に耳介軟骨を補います
- 正面から鼻の穴が見える・鼻先が上を向いている
→ 鼻先を下げる方向の設計になるため、しっかりした支柱が必要です
- 鼻中隔が曲がっている・鼻中隔が小さく量が足りない
→ 支柱として使える鼻中隔軟骨が確保できないため、肋軟骨が選択肢になります
- 拘縮鼻・再手術で他の軟骨をすでに使っている などの場合
→ 強い支持が必要になるため、肋軟骨が選択肢になります
※ 短い鼻の設計では、鼻先を適切な位置まで下げることが目的です。
顔全体が長く見えるような変化を目指すものではありません。
日本の患者様には特に、中顔面のバランスを崩さない範囲で設計します。
耳の軟骨を採取しても大丈夫ですか
日本の患者様が心配されるポイントなので、はっきりお伝えします。
採取するのは、耳の前面中央のくぼみからの軟骨です。
耳の輪郭を支えている縁の部分は残し、必要な分だけを採取します。
そのため、外から見て耳の形が変わることはほとんどありません。
術後、耳に数日〜1週間程度の違和感が出ることがありますが、通常は日常生活に支障ありません。
私が鼻先の軟骨移植で守っていること
- 支柱を最優先に設計する — 形の仕上がりは、支える構造があって初めて長持ちします
- 自家軟骨で鼻先を作る — 鼻先には人工物を乗せません。プロテーゼは鼻筋のみに使います
- 必要な素材を正直にお伝えする — 耳介軟骨で足りない場合は、そう申し上げます
- 数値ではなく、バランスで設計する — 鼻先の高さは、皮膚の厚さや回復過程によって見え方が変わるため、顔全体の調和で判断します
- カウンセリングから執刀・術後管理まですべて私が直接担当(1日最大2件・手術室監視カメラ完備)
ダウンタイムと渡韓スケジュール
- ギプス・テープ固定: 約5〜7日
- 抜糸: 鼻は5日目。肋軟骨を用いた場合は7日目になります
- 耳から採取した場合、耳の違和感は数日〜1週間程度
- 鼻先は6ヶ月かけてゆっくり落ち着きます
- 目安の滞在: 約1週間
※ 経過には個人差があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 鼻先の軟骨移植では、どこの軟骨を使いますか?
A. 鼻中隔軟骨・耳介軟骨・肋軟骨の3つです。
基本になるのは鼻中隔軟骨で、支柱としても鼻先の形を整える材料としても使えるため、鼻中隔軟骨だけで手術が完結する方も少なくありません。
耳介軟骨は、鼻中隔軟骨だけでは量が足りない場合に補います。
強い支持が必要な場合、鼻中隔が小さく量が足りない場合、他の軟骨をすでに使っている場合などには肋軟骨を用います。
Q. 鼻先の手術では、必ず耳の軟骨も使うのですか?
A. 必ず使うわけではありません。
鼻中隔軟骨だけで必要な支えと形が作れる方も多くいらっしゃいます。
耳介軟骨を使うのは、鼻中隔軟骨だけでは量が足りない場合です。
耳介軟骨は柔らかくカーブがあるため鼻先の形を自然に整えるのに向いていますが、単独で大きな支柱を担うことはできません。
Q. これは日本でいう鼻中隔延長術と同じものですか?
A. 似ていますが、同じではありません。
KOWONでは鼻中隔・耳介軟骨(不足する場合は肋軟骨)を鼻先の支持体として移植し、鼻柱に支柱を立てる方法をとっています。
日本でいう「ストラット法(鼻柱支持法)」に近い考え方です。
大切なのは術式の名前より、あなたの鼻先にどれだけの支持が必要かという診断です。
Q. 耳の軟骨を採取すると、耳の形は変わりますか?
A. 採取するのは耳の前面中央にあるくぼんだ部分の軟骨です。
耳の輪郭を支えている縁の部分は残し、必要な分だけを採取するため、外から見て耳の形が変わることはほとんどありません。
術後、数日〜1週間程度の違和感が出ることがあります。
Q. 鼻先には人工物を入れますか?
A. 入れません。KOWONでは鼻先は必ず自家軟骨で作ります。
人工物であるシリコンプロテーゼは、鼻筋のみに使用します。
使用する材料については、手術前に必ずご説明します。
まとめ — 院長キム・ヒョンテクより
- 鼻先の軟骨移植で使うのは鼻中隔軟骨・耳介軟骨・肋軟骨の3つです
- 鼻中隔軟骨だけで完結する方も多く、耳介軟骨は量が足りないときに使います
- それでも足りない場合、肋軟骨を使うことになります
- KOWONは鼻柱に支柱を立てるストラット法に近い考え方。鼻先に人工物は乗せません
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